2025年4月26日 (土)

安堵の桜と田園風景を歩く

春のJRハイキング

 「安堵の桜と田園風景を歩く」

2025年4月6日(日)JR大和小泉駅改札前 集合 9:30(順次出発) ・・ 12:30  JR 法隆寺駅 解散

参加者 12名 + スタッフ 10名  合計 22名

 

春のJRハイクは恒例のお花見ハイク、今年は春が遅く岡崎川の桜が心配されましたが、4月に入ると一気に開花、ユキヤナギとのコラボに黄梅の花、お花見ハイクをふさわしい風景になりました。ただ、前日からの雨が午前中は残るとの天気予報でお客さんは少なめ、近年は春は参加者が減少傾向で、これは来年からの課題でしょうか。

JR大和小泉駅ー椎木の杵築神社・光堂寺ー岡崎川桜並木ー岡崎の子守神社・妙楽寺ー極楽寺ー安堵町観光交流館「四弁花」ー飽波神社ー天理軽便鉄道跡ーJR法隆寺駅

ブログでは当日のウォーキング風景に過去の写真を交えて、ご案内しましょう。 👣 👣 👣 

 

 

 

 

01

椎木の杵築神社、この本殿は室町中期、県の指定文化財です。

Dscf5408

光堂寺、杵築神社の神宮寺で聖徳太子創建の伝承があります。

Dscf5415

安堵の田園風景を歩いて、遠くに安堵町役場が春霞の中に

Dscf5418

岡崎川の桜並木、ユキヤナギと黄梅のコラボでちょうど春本番の風景に

Dscf5416

お客さんも写真に夢中で

 

07

05

この2枚は三年ほど前の参考出品

 

Dscf5425

岡崎の子守神社水を配分を司る神で子供を守り育てる神さまとも。

 

Dscf5430

岡崎の妙楽寺 融通念仏宗の寺院で、お客さんが覗いているのは薬師堂のお薬師さん

 

Dscf5434

極楽寺ではちょうど花まつりで大仏殿の前では甘茶のふるまいも

 

O2000140814984133419

極楽寺の広島大仏 

12

極楽寺の水子供養

 

広島大仏のこと

安堵町の極楽寺、大仏殿に祀られている高さ約4mの阿弥陀如来。
身体に比べ頭が大きく、柔和なお顔。
大仏は戦後の荒廃した広島の町で「広島大仏」と呼ばれ、爆心地近くのお寺に祀られていました。

ところが、町が復興の歩みを確かなものにする頃、忽然と姿を消され、安堵町で発見されるのは半世紀後の東日本大震災の年。極楽寺の住職が、寺に祀る大仏が広島大仏に似ていることに気付き、鑑定で間違いないことに。
この不思議な出会いは安堵の人々に歓迎され、平和を祈念する町の仏さまになったのです。

どうして広島に居られた大仏様が奈良に来られたのか、そこのところは謎のままだが、まあ一言でいうと、
「御縁があって」
今も8月6日の平和を祈念する法要続けられています。

 

 

Dscf5440

飽波神社 安堵総社と呼ばれ、聖徳太子創建の伝承が残る安堵の守り神です。

13

飽波神社の太子腰掛け石  明日香から戻られた聖徳太子が休まれて

Dscf5442

安堵の春。

 

15

天理軽便鉄道跡 木戸池遺構 町の指定文化財です

 

(以上)

| | コメント (0)

2024年10月29日 (火)

ロマン香る太子ゆかりの地を巡る

観光ボランティアと歩く・なら

 「ロマン香る太子ゆかりの地を巡る」

2024年10月13日(日)JR法隆寺駅 改札前 集合 9:30(順次出発)・・12:00 JR 法隆寺駅 流れ解散

参加者 29名 + スタッフ 10名  合計 39名

 

絵に描いたような秋日和の日曜日。今年も奈良県観光ボランティアガイド連絡会の「歩く・なら」に参加、安堵町はその1番目、幸先のよいスタートになりました。

「聖徳太子が歩いたかもしれないコスモスゆれる道を、安堵から斑鳩へと歩きます」
今年のコースは初めての企画、安堵と斑鳩の太子伝説の道、そしてようやく訪れた秋風景、そんなウォーキングの様子を当日の写真でご紹介しましょう。👣 👣 👣

 

Dscf5352

法隆寺駅のスタートシーン。

今日はちょっと長丁場、でも天気は最高、元気に行きましょうか。

 

Dscf5359

天理軽便鉄道跡をたどって、この小さな用水路を渡って小さな機関車が走っていましたね。

 

Dscf5361

こちらは今の大和路線。このレンガ積みのトンネルは明治23年。当時のままで残されています。

 

Dscf5362

天理軽便鉄道の木戸池のれんが遺構。安堵町の有形文化財で奈良県を代表する軽便鉄道跡。

 

Dscf5365

飽波神社。聖徳太子の創建伝承の神社で安堵の古代の地名を伝えています。

えのきの大木の下の太子腰掛石。

「聖徳太子さんがここに座って安まれたんで、安堵なんですか」

「まあ、そういうこともあったかも……」

 

Dscf5369

ガイドの示す指の先に見えるのは法隆寺の塔

そうなんです。ちょっと遠いけどこの日はハッキリと。

 

Dscf5371

この古い神社は広峰神社。聖徳太子がお后の一人・膳郎女(かしわでのいらつめ)と過ごされた「飽波葦垣宮」があったところだとお話すると

「へえー」

ちなみに葦垣宮の「葦垣」が安堵の地名の元だという説も。

 

Dscf5376

善照寺さんで、住職のお話を聞く。お釈迦さんと聖徳太子と親鸞さんの物語。

柔らかな、身近な法話で皆さん暖かな気分になられたでしょう。

 

Dscf5378

善照寺さんの門前で。このお寺は浄土真宗の多い太子道の中でも一番法隆寺に近いお寺。

ここも聖徳太子さんの御縁の一つでしょう。

 

Dscf5380

見えるのは2つの古墳。どちらも太子伝説で、愛馬黒駒の墓と伝わる駒塚と、黒駒の手綱ととった従者、調子丸の墓と伝わる調子丸塚

 

Dscf5381

昼食地の上宮遺跡公園。お弁当を食べながら、「以前、ここで秋の名月のときに薪能があったんですよ」、

と紹介すると、ハイ、観に来ました、とお客さん。

 

Dscf5382

遺跡公園の歌碑めぐり

この歌碑は会津八一の、「いかるがの さとの をとめは よもすがら きぬはた おれり あきちかみ かも」

乙女が織っているのは、神の衣か。いい歌ですね。

 

Dscf5386

中宮寺跡のコスモス畑。満開ではないがきれいに咲いて、迎えてくれました。

 

Dscf5387

中宮寺跡の基壇の上から斑鳩の里の風景を。ここの公園からは斑鳩三塔が見えるポイントもあって、のどかな眺めが。

ここは聖徳太子のお母さんの間人皇后の宮があったと伝わるところ。確かにここには法隆寺が建てられたころ、それと並ぶように古代の寺院があったのでしょう。

 

Dscf5389

塔跡と金堂跡の基壇。再現されている礎石は、ちょうど幼児や子供が遊ぶのにピッタリの高さで、ここは史跡公園の見本でしょう。

 

Dscf5393

奈良街道から法隆寺門前の南大門へ。この日はちょうど天満神社の秋祭りで、家の軒には祭りの提灯が。

 

Dscf5395jpg

世界遺産の秋祭り

法隆寺門前では並松町のふとん太鼓が。並松町は天満神社を支えている氏子集団の町。

 

Dscf396

法隆寺から西町を抜けたところの藤の木古墳。今は国宝になっている数々の遺物が出土したのはちょうど40年前。

「覚えています。寒い日に並んで覗いた古墳の奥に、朱色が染まった石棺が見えました」

 

Dscf5397

最後のポイント斑鳩文化財センター。藤の木古墳の出土品のレプリカやビデオが。

ここから法隆寺駅までは15分。今日はちょっと長丁場で巡った安堵と斑鳩の秋景色。

でも、「良い日でしたね」とお客さん。

おつかれさまでした。

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2024年6月 9日 (日)

体験学習 中家住宅タケノコ収穫と竈(かまど)見学

中家体験学習

タケノコ収穫と竈(かまど)の見学  安堵小学校3年生47名 引率の先生3名

令和6年5月31日(金)10:00~11:00

 

今年の体験学習はあいにくの空模様。昨年の3年生はは20名の1クラスでしたが、今年は47名2クラス。タケノコの出来はどうでしょうか?みんなが収穫するだけ成長していますように。

「おはようございます!」元気な声と共に、ご到着。

Sdscf5314

中庭に集合。国指定の重要文化財の二重環濠の中家住宅。窪田城だった中家の歴史、3500坪の広大な敷地、竈(かまど)の見学、タケノコ収穫。みんなの目がキラキラと輝いて雨雲も雨を降らすことを忘れたみたいですね。

Sdscf5322 

「さぁ、今から竈の見学ですよ。」

Sdscf5323

今日の竈のお世話をしてくださる「竈ai研究会」の武本秀明さま(奈良市在住)小さく写っている男性

Sdscf5317

写真左の楕円の中の鍋には今から茹でる「タケノコ」が。「竈の焚口に火をつけます。」「どうやって火をつけるの」

ポケットからマッチ箱を取り出し「知ってるかな?」「何?それ」「知ってるよ。マッチやろ」

Sdscf5324

「ほら、火が点きました。これから煙が出てくるから、よく見ててよ。」

Sdscf5325

「煙が出てるのわかるかな?」

Sdscf5327

「もっと良く燃えるよに、火吹き竹で空気を送るんだよ。」「フゥー、フゥー」

「本当だ!」「煙だ。」

実際に目にした竈の火に子供たちは煙を嫌がるかと思いきや煙の行方を見上げながら「良い匂い。」などと大喜び。

Sdscf5328

「煙出しの小屋根」に続く天井には煙出し口

Sdscf5346

「煙返しの梁」母屋の方に煙が行かないよう黒光りのする太い梁(上の写真の先生の頭の上)の説明

Sdscf5347

中堀の橋を渡り竹林へ。いよいよタケノコ収穫。天正のころに築かれた石垣 これも重要文化財です。

Sdscf5331

それぞれのクラスごとに分かれてのタケノコ収穫。改めて足元に注意しながら let's go

Sdscf5332

各々、収穫したタケノコを手に記念撮影。興奮して中々ポーズが決まりません(笑)

Sdscf5335

さぁ、こちらのクラスはどうしてるかな?「そう、そう。根もとを足でポンと蹴ったら上手く折れるよ」

おとなしく収穫をする子、竹やぶの奥へどんどん入って行く積極的な子。個性豊かですね。

Sdscf5336

やっぱり、こちらも男子生徒は大きなタケノコを収穫

Sdscf5337

竹やぶをぐるりと回って持仏堂へ。ここはお堂の傍にある庫裡(お坊様が暮らしていた建物)「持ち出しかまど」「座り流し台」「水屋」の説明

 Sdscf5340

「すごいなぁ」    「中さんの家だけのお寺だったの」

Sdscf5342

持仏堂の裏木戸から中家の外へ。

Dscf5343

ぐるりと回り表門へ「これで一周したんだね」いろんな意味で中家の広さ、大きさを感じてくれた様子。

Dscf5345

再び、中庭へ集合。「中さん、竈のおじさん、観光ボランティアの皆さん、ありがとうございました。」

Sdscf5318

「楽しかった」「ありがとうございました。」「さようなら」

「みんなのタケノコは学校へ届けるからね。」

 

  (あとがき)

「中家のご主人、奥様 大変お世話になりました」「武本さま、竈の見学 私たちも興味深く見学させて頂きました。ご活躍お祈り致します」

今年はタケノコも天候不順の影響でしょうか(?)やや少なめでしたが、こどもたちの笑顔には十分の収穫が有り(約150本)何よりでした。

最後に安堵小学校の3年生の生徒さん、引率の先生。これからもお元気でお過ごしください。地元で見守っています。                          安堵観光ボランティア 一同

 

 

| | コメント (0)

2024年4月13日 (土)

安堵の郷のなごりの桜と花まつりハイキング

JRふれあいハイキング

 「安堵の郷のなごりの桜と花まつりハイキング」

2024年4月7日()JR法隆寺駅 改札前 集合 9:30(順次出発)・・12:00  JR 法隆寺駅 流れ解散

参加者 9名 + スタッフ 10名  合計 19

 

参加申し込みの受付をスタートした頃の長期天気予報は雨☔ 桜の開花予想は3月下旬。そんな情報の中で今日を迎えました。お天気は予報がはずれ絶好のハイキング日和。さぁ、桜はどうでしょうか?きっと、いろんな花々に出会える事でしょう。🔜👣 👣 👣


法隆寺駅改札前の集合風景

Sdscf5247

改めて見ると屋根瓦など和の趣が・・・法隆寺駅南出口の外観

Sdscf5255

 

天理軽便鉄道跡をたどりハイキングスタート

JR駅ロータリー南にあった軽便鉄道・法隆寺駅東側の遺構

Sdscf5254

線路沿いの住宅地の桜に迎えられ

Sdscf5256

田園の中に残る遺構   

Sdscf5258

「この花 綺麗ね。何かな?」「桃の花みたい」

あとで調べてみました。「照手桃(白)」 樹高90~180㎝

Sdscf5311

「さっきのとは違う白い花。これは珍しい桜みたい」

「大島桜」 だと思います。普通は一重咲きですが、突然変異で八重咲きの品種もあるそうです。

Sdscf5310

 

安堵町・木戸池の軽便鉄道橋脚跡 (安堵町文化財指定)

Sdscf5262_20240412004301

ピンクの印は土手を繋いだ小さな橋脚のレンガ遺構

Sdscf5261

違う角度から。レンガの部分が見えやすいかも。

Sdscf5265

「踏まないで。白いタンポポ 💕」「初めて見た。黄色しか知らなかった。」

Sdscf5264

 

布留(天理・石上神宮)への街道 この辺りは水路に囲まれた西安堵環濠集落の名残り。

Sdscf5267

荘司家 (安堵町登録有形文化財)   外からのみ見学

Sdscf5269

Sdscf5271

「塀越しに見えるこの紅色のは桃?」

「それは花蘇芳(ハナズオウ)です。」  蘇芳は草木染にも使われるそうです。

Sdscf5273

裏庭には樹齢100年とも言われる梅の古木が。ピンクの楕円の部分は折れたまま何年も花も実もつけて頑張っています。まさに「目指せ100歳」のお手本。庭の右にあるのはキウイですよ。(写真はありません)

「すご~い!生命力」 「キウイ!あの果物の?」「出来るんですか?」

Sdscf5276

太子道説明板

  太子道を通り広峰神社から善照寺「花まつり」

Sdscf5278

広峰神社  参道の傍の枝垂桜 

「綺麗ねぇ!枝垂れは優雅でいいね」 奥の小高い丘が広峰神社です」

Sdscf5279

龍華山 善照寺 浄土真宗

「鐘楼」幸運の鐘 「山門」「太鼓楼」

Sdscf5281

「花まつり」  住職のお話のあと緋毛氈を通りお参り・甘茶かけ

Sdscf5284

六道 (地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を表した緋毛氈

Sdscf5286

お釈迦様のお誕生(4月8日)を祝い釈迦誕生仏に甘茶を注ぎかける

Sline_p2023412_231807_20240412024501

「天上天下唯我独尊 三界は皆苦なり 吾まさにこれを安んずべし」誕生偈

Sdscf5290

Sdscf5292

冨生の松  「想像以上の見事な松だね。」「巨大な盆栽みたいだ。」

樹齢300年を越えた黒松で福井県の富生村から水路で運ばれて来ました。その姿から別名「根上がりの松」とも呼ばれています。株価の値上がりは良いのですが、物価の値上がりは困りますよね。

Sdscf5295

「芝桜こんなになったら美しいね。素敵!」

Sdscf5293

山並みを指し「あれが二上山・岩橋山・・・標高650m位」

河内長野から来られた女性が「私は登山が好きなんですが、先日は猪が目の前を猛スピードで横切ってビックリ。」「熊に遭遇した人の話も聞きましたよ。」

「そういえば安堵でも昨年は猿が住宅地に現れましたよ。」

Sdscf5297

業平道沿いの集落「高安村」の天満宮・・・その昔、村の娘たちは業平の目に留まり連れて行かれぬよう、顔にわざと釜の墨を塗り醜くしたという、いかにもプレイボーイの業平らしい逸話が伝えられています。

Sdscf5298

富雄川の西岸にある小さなショーウインドのお店。色々なものがありますが、今回は毛糸編みの可愛い動物などがユニーク。

Sdscf5300

黄色印は「駒塚古墳」聖徳太子の愛馬「黒駒」を葬ったと伝えられる前方後円墳。またピンク印は「調子丸古墳」黒駒の轡を取り、太子に仕えていた百済からの渡来人「調子丸(麿)」を埋葬したとの伝承がある円墳。どちらも斑鳩町指定文化財

Sdscf5302

上宮(かみや)遺跡公園 平成3年のふるさと創生の公園整備事業で発見された奈良時代の大規模遺跡群跡に作られた歴史公園

Sdscf5306

「青空に白い雲、満開の桜。何て素晴らしい景色でしょう。」「うっとり!」

Sdscf5304

歌碑めぐり 公園内には五つの歌碑がありますが、写真で撮ったものだけご紹介

 いかるがの さとの をとめは よもすがら きぬはた おれり あきちかみ かも (會津 八一)

Sdscf5307

 しなてるや 片岡山に いひにうゑて ふせる旅びとあはれ 親なしに なれなれけめや 

  さす竹の きみはやなき 飯に飢ゑて こやせる旅人 あはれあはれ (聖徳太子)  

Sdscf5308

 いかるがや 富の緒川のたえばこそ わがおほきみの み名をわすれめ (拾遺和歌集)

Sdscf5309

 

「あぁ良い汗 かいた。」「暑いくらいだった。」「名残りの桜じゃなく、満開の桜を堪能できた。」

「いろんな花があって、のんびりハイキングが楽しかった。」

「法隆寺しか知らなかったけど、沢山の見どころがあった。」「ありがとう」

「拙いガイドに、おつきあい頂きまして本当にありがとうございました。」

「これをご縁に、ハイキング情報誌などで安堵町を見つけたら是非おいでください。」

「どうかお気をつけてご帰宅ください。」「また、お会いできますように」安堵観光ボランティアの会一同

 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2024年2月19日 (月)

「安堵町から廣瀬神社の砂かけ祭りへ」

JRふれあいハイキング

 「安堵町から廣瀬神社の砂かけ祭りへ」

2024年2月11日() JR法隆寺駅 改札前 受付 9:30  順次出発・・15:00  法隆寺駅 流れ解散

参加者 39名 + スタッフ 10名  合計 49

 

コロナの影響で神社での「神事」は行われていたものの ハイキングは2021年~2023年はお休みしていました。久しぶりに午後2時からの「庭上の儀」見学のコースを設定しました。遠くは福井県など県外からのご参加が多いのには驚きと共に嬉しさで胸が一杯に。

 

いつもながらの受付風景

Sdscf5188

Sdscf5189

 

上宮遺跡公園 万葉歌碑めぐり   絶好のハイキング日和

Sdscf5192

Sdscf5193

 

業平道から善照寺へ

本堂拝観のあと、「冨生の松」を眺めながらご住職のお話を。

「由緒あるお寺にお参りさせてもらって、見事な根上がりの松。何て立派なんでしょう!」

Sdscf5194

Sdscf5197

 

広峰神社 ムクロジ(無患子)

Sdscf5198

Sdscf5199

「これがムクロジ‼ 羽子板の羽根の球って、これだったんですね。」

Ssdscf5200

 

太子道を通り飽波神社へと向かう。

「昨年の秋と、これで2回目の参加です。まだまだ田畑が多い町ですね。」

Sdscf5203

 

安堵町の消防・防災訓練棟 を見ながら

「お正月から能登の地震や津波、ビックリしたね。」「現地の人は大変でしょうね。お気の毒に」

「今年はどんな年になるのかな?」「大丈夫。そのために砂かけ祭りに来たんだから」

Sdscf5204

 

八王子神社

Sdscf5205

 

飽波神社

「安久波社・・・って美しい当て字だね。この扁額の字、人間国宝の陶芸家の富本憲吉さんが書いたんだって」

Sdscf5206

Sdscf5209

 

安堵町歴史民俗資料館

「入館料は? えっ、参加費に含まれてるの。」「灯心のサンプルまでもらったよ」

Sdscf5222

Sdscf5212

「天理軽便鉄道・ラストラン記念日」午後からのイベントに合わせて準備中を見学

「良い日に来たなぁ。これが軽便鉄道のモデルカー。」「可愛いいね」

Sdscf5217

Sdscf5214

「灯りをつけましょ 雪洞に 」 資料館入り口右手の部屋にて

Sdscf5242

「時代を感じるね。」「もう今の家ではこんなの置くところが無いよ」

Sdscf5243

勤三桜  今年は桜の開花も早いとか。

Sdscf5219

 

極楽寺 ご本尊の阿弥陀如来坐像広島大仏で有名

Sdscf5223

本堂   「ご本尊は重要文化財だって。」「こんなに近くで拝観できるなんて素晴らしい」

Sdscf5225

境内の梅の花 いい香り   「昔は花と言えば桜より梅だったんだって。どちらも良いね」

Sdscf5227

手水鉢の中にも春が   「可愛いね。おしゃれ!」

Sdscf5229

 

昼食タイム 文化観光館「四弁花」

「ゆっくり お昼が食べれて良かったわ」

駐車場のそばには宿泊型体験施設「うぶすなの郷」この建物は 富本憲吉生家

Sdscf5230

 

「高塚」~ 中央公園を通って廣瀬神社へ

Sdscf5231

 

廣瀬神社 今日のメイン会場へ到着

「楽しみにしてました。申し込みの電話の時に「レインコートを」 と言われてたので、ゴーグルなども準備してきました。」

「今は100均などでも売ってるから便利だよ」「防災のグッズにもなるし、僕も持ってきた」

Sdscf5232

午前中に神殿で行われる「殿上の儀」・午後2時からは「庭上の儀」いわゆる「砂かけ」のスタート

Sdscf5237

本殿前に青竹を4本立て注連縄を張りめぐらせ田んぼに見立て、田人(白装束)牛役(黒装束で消防団はっぴ姿)が田植えや農作業の所作をした後、鋤や鍬で雨を表す砂を参拝者に掛け合い五穀豊穣を祈るお田植祭

参拝者も砂かけ合戦さながらに砂をかけ返し、盛んに掛け合うほど田植えの時期に雨が良く降り豊作になり、降り注ぐ砂に掛かると厄除けになるという奇祭です。

1回5分程度の砂かけが小休止を入れ8回繰り返し行われます

Sdscf5239

松苗(田の水口に刺すと害虫や悪水から田を守る。また玄関に刺すと住まいを厄災から守る)

田餅(食べると無業息災で一年が過ごせる)

「松とお餅買った?社務所で売ってたよ。」「私も買ってくるね」

Sdscf5234

「レインコート持って来て良かった。砂に掛かって厄除けもしたいけど・・・微妙」

「みんな逃げてたよ。こどもたちは楽しそうだった」

 

駅に向かう帰り道、富雄川の土手道には、もう早咲きの桜が。

「絶対、良い年になるよ!写真もばっちりスマホで撮ったよ」

「日頃の行いが良いからかなぁ(笑)」

Sdscf5241

「ガイドさん 資料も見ずに説明するなんてたいしたもんやな。声も大きいし聞き取りやすかった。ありがとう」

「参加費安いなぁ。いろんな所、見せてもろうて。よく言われてる・・おもてなし・・実感しましたよ」

 

過分のお言葉、ありがとうございます。まだまだ未熟ですが、皆様の笑顔が何よりの励みになります。例年より早めの春とは言われていますが、寒の戻りや不安定な気候の日々も多いとか、どうぞ健康第一に春本番をお迎えください。またのお越しをお待ちしております。 安堵観光ボランティアの会 一同

 

 

| | コメント (0)

«JRふれあいハイキング「天理軽便鉄道跡をたどる」