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2012年7月10日 (火)

2012年 ボランティアガイド養成講座 第3回

日時 7月9日 10:00~12:00

場所 カルチャーセンター3F

講師  畿央大学講師 浜浦 義勲氏
          (安堵観光ボランティア特別幹事)

テーマ 「奈良県の観光振興」


奈良県に、なぜ観光の振興が必要なのか?

奈良県を統計的に見ると個人は裕福だが、県は貧乏。)
産業は低成長、低迷。
奈良で生まれ育つも進学・就職を機に他県へ転出後のUターン率の悪さは全国1位。

そんな中で、
唯一期待が持てる産業が観光
しかしながら、奈良県観光入込客で見ると、外国人観光数は全国10位ながら、日本人の奈良観光は全国で中位以下。
遷都1300年の2010年は例外として、ほとんど年間3500万人程度。

では奈良県観光には魅力がないのか?そんなことは有りません。

①三カ所の世界文化遺産登録

②有数の国宝、重文、古墳

最古の古代都市への郷愁

著名な寺社、神社の存立

伝統行事・伝統芸能の存続

⑥四季を織りなす花便り

ならば何故、これほど低調なのか?

全国でも最下位に属す宿泊施設の少なさをはじめ、 

観光資源の非活用や観光振興への官民の意識の低さ・ 
県内の交通機関の連絡の悪さ・消極的な広報活動

など、実に多くの問題点がある事が解りました。
これについては、縦割り行政の中で、自治体トップの観光に対する意識の差が影響しているのでは・・との声もあがりました。
そう言う意味では滋賀県は県内が一体となって連携をとっているそうです。

今後の観光の二道は

①大量入込客の勧誘・・・・・・・・世界遺産の活用

②少量の入込客の定着化・・・・地域特有の観光資源の開発


そんな中で観光ボランティアの会の役割とメリットは、郷土のあらゆる魅力紹介・発信のみならず、団塊世代の人材活用、地域・他地域とのコミュニケーションと連携など例をあげてのお話。

奈良県の観光ボランティアガイドの特徴は無料で、しかもレベルが高いとの評価で締めくくられました。

知識というレベル面では、まだまだ勉強不足ですが、せめて安堵を訪れて下さる皆様への「おもてなしの心だけは伝わるよう、出来る事から、ささやかながら活動して行こうと改めて思った講座でした。

次回(最終回)は7月23日(月)AM9:30安堵歴史民俗資料館前に集合~11:30「ボランティアガイドの実践」です。多数、ご参加ください。

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