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2012年10月

2012年10月 4日 (木)

JRふれあいハイキングに台風17号接近中!

9月30日(日)、JRふれあいハイキングの日の朝、近畿に台風17号接近中でした。
しかし雨もまだ降っておらず、前日からの問い合わせもあり、一人でも
参加者があればとりあえず案内しようと、リーダーとベテランガイドが綿密に打ち合わせをしました。
ケータイで情報収集しながら、警報が出た時を想定して安全第一で、予
定を半日に設定しました。

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それでも結局5名の参加者があり、大和小泉駅を10時過ぎに出発しま
した。

出発して20分ほど歩くと町はずれに出雲寺(しゅつうんじ)と厳島神が見えてきます。
出雲寺は聖徳太子の建立と伝えられ、また厳島神社には弁天さんが祭ら
れています。
ここは外から眺めるだけです。

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実り始めた稲田の中の道を歩きます。
だんだん空も雲が厚くなってきました。コスモスも風に揺れていますが
、まだそれほど風も吹いてはいません。

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杵築神社(きずきじんじゃ)の境内にある光堂寺(こうどうじ)。
格子の穴からご本尊が拝めます。

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神社の拝殿の裏に回って、経蔵を見学。
ここで雨がポツポツと降り出したので、屋根のあるところにいるうちに
と、合羽と傘の用意をします。-

田んぼの中を東西に延びる業平道を横切って、良福寺(りょうふくじ)につくころには、雨もすっかり本降りになってきました。

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寺の中は拝観できませんが、境内にある神社の前の狛犬は一見の価値ありです。
名工丹波佐吉の彫った佐吉狛犬として知られています。
写真は向かって右、阿形(あぎょう)の狛犬ですが、口のところが少し
欠けていてわかりにくいですね。

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雨の中少し坂道を登って額田部(ぬかたべ)窯跡へ。
彼岸花がたくさん咲いていましたが、今年はいつまでも暑かったせいか
、例年より彼岸花の咲くのが遅いです。

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発掘されたのはまだ新しいのですが(1928年)鎌倉時代の窯跡が残っているのは非常にめずらしいということで、国指定重要文化財になっています。

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すぐ近くに同じく国指定重要文化財の鎌倉墓があります。
解体修理の時、僧忍性(にんしょう)の骨蔵器が発見されています。

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丘陵地の坂を下って、推古天皇をまつる推古神社に立ち寄ってから額安寺(かくあんじ)へ。
推古天皇が額の傷の回復を祈願したところ跡形もなく治ったので「額安
寺」の名を賜ったと伝えられています。
ちなみに読み方は”がく”と濁らないで”かくあんじ”と読みます。

このころには風雨もかなり激しくなてきて警報もでているようなので、
庭に出るのはあきらめ、本堂の十一面観音をはじめ堂内の拝観だけになりました。

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雨風をおして来たのを気の毒に思ってくださったのか、寺のご厚意で本来なら明日から公開されるはずの虚空蔵菩薩像忍性菩薩骨蔵器(いずれも国指定重要文化財)のお堂の扉を特別に開けて、拝観させていただくことができました。

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そのあと昼食のための部屋を貸していただき、ほっと一息、参加者の方々とガイドもいっしょに、おしゃべりしながら楽しく食事をすることができました。
額安寺のみなさま、本当にありがとうございました。

昼食を終えて外へ出たら、さすが台風、風雨がかなり激しくなっています。

後は安堵町のコミュニティバス(バス停が中家住宅前)を利用するべく
、国の重要文化財・中家(なかけ)へと向かいます。

バスの時間を待つ間、中さんが住宅の土間を貸してくださいました。
国の重要文化財の家屋の中で雨宿り、なんてぜいたくなんでしょう!

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しかも中さんがみんなと一緒にいろいろお話をしてくださって、わずかの時間でしたが楽しいひと時を過ごすことができました。
中さん、どうもありがとうございました。

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台風の警報が出るという厳しい事態のなかでしたが、額安寺さんや中さんに親切にしていただいて、参加者のみなさんもとても喜んで、「よかった」「また今度、ぜひ来てみたい」と言ってくださいました。

中家を出て、バス停まで少し歩き、コミュニティバスで法隆寺まで出て解散しました。
みなさん無事に家まで帰りつかれたでしょうか。

このような事態でのガイドの経験は初めてですが、とりあえずみなさん
を安全に無事に駅までガイドすることができて、ほっとしました。

みなさん、ほんとうにお疲れ様でした!!

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