法隆寺での現地研修会
12月22日、恒例の法隆寺現地研修会の日です。
講師は”斑鳩の里 観光ボランティアの会”のスーパーガイド岡村真門さんです。
今回のテーマは法隆寺の仏像について。
9時半に法隆寺iセンターに集合し、真門さんから『仏さまに会う1』という、仏像の見方についての詳細な資料をいただき、30分ほど事前レクチャー。
しかし、なにはともあれ実物に接することが肝要と、法隆寺の中へ。
南大門をくぐって西院伽藍の正面へやってきました。
空は青空、さむ~~い。
西院伽藍の前で、最初の仏像である仁王像の解説。
いつも思うのですが、人はただ眺めているだけでは何も見ていないのと同じですね。(→それは私だけ?)
「東大寺の仁王さんと法隆寺の仁王さんの違いはどこでしょう?」と真門さん。
「・・・??」
「東大寺の仁王さんは武器(金剛杵)を持っているけれど、法隆寺の仁王さんは持っていないんです。(平和主義者)」
阿形も吽形も左手はグー、右手はパーの形です。
阿形のパーの形が見えにくかったので、中から覗き込んで写真に撮ってみました。
と、ちょうどその位置から振り返ったところで真門さんに、土門拳の『古寺巡礼』にある法隆寺西院中門列柱の写真はここからのアングルだと教えてもらいました。
土門拳のまねをして写真を撮ってみましたが、いかがでしょうか?
金堂に入るとすぐに見える多聞天像。
その多聞天の光背にある紋が法隆寺の門帳にプリントされています。
多聞天紋といい、日本最古の紋だそうです。
写真は金堂に入るところに掛けられていたもの。
さて本当はここからが法隆寺の仏像についての現地学習のヤマなのですが、内部は写真撮影禁止ですので、現地でみていただくしかありません。
もう国宝と重要文化財のオンパレードです。
実物を目の前にして、自分の気がつかないことをガイドしてもらって、新しい発見に感動する。
何度も言いますが、ただ眺めているだけでは何も見ていないのと同じです。
ぜひ現地に足を運んで、すばらしいガイドの方に説明していただくのがお勧めです。
このあと午後からは法隆寺バス停前のさとで、定例会を兼ねて忘年会をしました。
| 固定リンク
「現地研修会」カテゴリの記事
- 法隆寺での現地研修会(2014.12.29)
- 記紀・万葉ウォーク「歴史と愛の町・三宅町を歩く」とお知らせ(2014.09.15)
- 法隆寺の観音さま(現地研修会)(2012.11.22)
- 藤井寺野中寺研修ウォーキング(2012.06.18)
- 第2回奈良県観光ボランティアガイド研修会(2011.11.28)
コメント