JRふれあいハイキング・砂かけまつり
前日までのひどい寒さも和らぎ、穏やかに晴れた天気です。
上宮遺跡公園で本日の参加申し込み受付けと、班分けをします。
約130名の参加者がありました。
先に公園についた人たちは、公園内の歌碑めぐりをしました。
斑鳩の因可(よるか)の池の宜しくも
君を言はねば思ひそ我がする (万葉集 巻20) 作者未詳
(意味)斑鳩の因可の池のヨルではないが、
宜しくあなたのことを人が言わないので、私は思い悩んでいる。
聖徳太子ゆかりの駒塚と調子丸古墳を左手に眺めながら、新業平橋を渡ると、安堵町です。
安堵町に入ってすぐに善照寺を見学。
ここには樹齢250年を超える「冨生(ふしょう)の松」があります。
根が地上から高く持ち上がっているため「根上がりの松」ともいわれ、大変めずらしいものです。
広峰神社の鳥居の前には「業平姿見の井戸」との言い伝えのある井戸があります。
「業平姿見の井戸」はいくつかありますが、この神社の前の道が業平道ですので、その一つといわれる言い伝えも、さもあろうかと思われます。
また広峰神社は聖徳太子の飽波葦垣(あくなみあしがき)の宮跡とも言われています。
境内にはムクロジ(無患子)の大木があり、子供さんたちが実を拾って喜んでいました。
太子道を歩いて飽波神社へ。
神社の境内には聖徳太子が飛鳥から通われたときに腰を掛けて休まれたという”聖徳太子腰掛の石”などがあり、その他にも聖徳太子ゆかりの伝承が多く残されています。
鳥居の額は、安堵町出身の陶芸家富本憲吉の書で「安久波(あくなみ)社」との当て字です。
安堵町歴史民俗資料館に入館した方たちは、この日の午後からの「天理軽便鉄道模型運転会」に展示される鉄道模型を見ることができました。
極楽寺へ。
ここには戦後50年も行方不明になっていて4年前に再発見された広島大仏が安置されています。
この大仏様がどうして安堵町に来られたのかは不明ですが、ここでほっと安堵していらっしゃるといいですね。
大道教会のホールを借りて昼食です。
暖かいくらいの天気で、外で食事されるひとも多かったです。
昼食後いよいよ廣瀬神社の砂かけまつりへ出発!!
太鼓橋を渡って廣瀬神社の森の中へ入ります。
鳥居の中、境内はひとでいっぱい。
諏訪太鼓の奉納。
四方に立つ竹のあいだに注連縄を張り、その中を田圃にみたてて神事が始まります。
手に犂を持った白装束の田人が田を耕すしぐさをします。
そのあといよいよ田人と参詣者との間で砂のかけ合いです。
特に子供たちが張り切って、大はしゃぎで田人めがけて砂をかけます。
田人も負けじと盛大に砂がまき散らされ、参詣者はみんな砂まみれ。
この砂がかかると、一年中無病息災とか。
この砂かけ合戦が何回も繰り返されますが、私たちは途中で帰りました
残って最後まで見た人はいらっしゃったでしょうか。
ともかく砂のかからなかった人はなかったと思います。
砂と一緒にたくさんの幸せを持ち帰っておられますように!
そして今年一年、息災で過ごされますように!!
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コメント
暖かな日和での砂かけウォーク。みんなで「キャーキャー」言いながら砂を沢山かけて貰ってかえりました。リユックのポケッとの中からも、上着の襟の間からも、無病息災のお蔭の砂がパラパラと・・・。高齢者だなんて負けてはいられません。きっと膝の痛みも大丈夫でしょう(笑)有難うございました。
投稿: ふーちゃん | 2015年2月16日 (月) 10時17分