JRふれあいハイキングと砂かけまつり
JRふれあいハイキング
安堵町の太子道から廣瀬神社(砂かけ祭り砂かけ祭り)へ
2月11日(木)、よく晴れて暖かな日になりました。
ハイキングの参加者は約180名、スタッフを加えて総勢200名がJR法隆寺駅に集合。
上宮遺跡公園で班分けを行い、安堵町へ向けて出発しました。
安堵町に入ってすぐの 浄土真宗本願寺派 善照寺。
境内一杯に広がる樹齢250年を越えた冨生(ふしょう)の松が圧巻です。
広峰神社の南前で太子道と業平道が交差しています。
広峰神社の鳥居横には業平姿見の井戸といわれる井戸があります。
境内にはムクロジ(無患子)の大木が天高くそびえ、梢には実が鈴なりになっていました。
ムクロジの実を拾ったひとも大勢いらっしゃいました。
広峰神社の前から斜め南東に延びる道が太子道です。
後方に見える山が矢田丘陵で、そのふもとに法隆寺があります。
太子道を通って、安堵町のほぼ中央にある飽波神社へ。
境内には聖徳太子が休憩されたという太子腰掛け石があります。
ここに腰を掛けて、しばし聖徳太子のお気持ちを追体験されている方もおられました。
安堵町歴史民俗資料館へ。
昭和20年2月11日が天理軽便鉄道の最終運転日なので、それを記念して毎年この日に天理軽便鉄道の模型運転会が催されます。
駅の時刻表や電灯、車両の窓やドアなどの細部もきちんと復元され実際に動かすことができます。
真言宗 極楽寺。
ご本尊の重要文化財阿弥陀如来像や、不思議なご縁でここに祀られることになった広島大仏を拝観しました。
昼食は大道教会で。
お天気もいいせいか、広々としたお庭で食事をする人も多かったです。
昼食後いよいよ本日のメインの 廣瀬神社 へ出発。
到着したときは砂かけ神事の前の諏訪太鼓の奉納が行われている最中でした。
いよいよ太鼓の合図で砂かけ神事が行われます。
注連縄をめぐらして田んぼに見立てた場所を、鋤を持った田人が田を耕すしぐさをしながらぐるりと一周。
拝殿に一礼したあといきなり砂かけが始まります。
注連縄の外へ飛び出して境内一杯に激しい砂かけの応酬が繰り広げられます。
子どもたちは大はしゃぎ。
太鼓の合図で田人の登場と退場が何度も繰り返されますが、後半には黒装束の牛男も登場して、祭はいっそう盛り上がります。
砂かけが激しいほど豊作だといわれますが、今年の豊作もこれで決定です。
またこの砂をかけられたひとは無病息災だといいますので、皆さんの健康と幸せも約束されました。
帰り道、後ろに見えるのが廣瀬神社の森、左手が大和川です。
抜けるような青空と暖かな日和に恵まれた良い一日でした。
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コメント
天理軽便鉄道・・・歴史民俗資料館へ入館すれば良かったなぁ!でも、汗ばむほどの陽気の中、お喋りも楽しみながらウォーキング。広瀬神社では、沢山の砂をかぶり何やら安堵した気分での一日を過ごしました。
ご一緒した皆さん、またお会いしましょう♪
投稿: ふーちゃん | 2016年2月15日 (月) 21時04分