第51回JRふれあいハイキング
”大和川の歴史を辿り、美しい田園風景を歩く”
9月24日(日)JRふれあいハイキングの日です。
9時半から10時受付で、約60名の参加者が大和小泉駅に集まりました。
大和小泉駅を出発して
町中を少し歩いたと思ったら
ほどなく広々とした田園風景が広がります。
青空の向こうに、法隆寺と矢田丘陵が見えます。
稲穂も色づいて頭を垂れています。
左南方に目を向けると金剛山・葛城山・二上山がかすんで見えます。
秋の空気がさわやかです。
郡山市内にある杵築(きつき)神社に立ち寄ります。
(あとで安堵町の杵築神社にも行くことになっています。)
鎌倉墓と言われている、額安寺の五輪塔。
正面に見えるひときわ大きい石塔から鎌倉時代の僧、忍性の骨蔵器が発見されています。
額田部の窯跡です。
周りに赤いヒガンバナが咲いています。
僧忍性ゆかりの寺、額安寺で昼食・休憩。
額安寺は、聖徳太子が創建し、僧忍性が得度した寺です。
安堵町に入ります。
国の重要文化財に指定されている中家住宅に入ります。
11もの焚口を持つかまどです。一度に何人分の食事の炊き出しができたのでしょうか?
庄屋としての規模の大きさがここからもわかりますね。
広大な敷地をめぐる内堀を回って、中家の持仏堂へ。
屋敷内に持仏堂まであるというのも、やはり大したものです。
安堵町の杵築神社です。
境内の十三重の塔(今は七層しか残っていない)は東大寺とここにしか残っていない平安後期の貴重な塔です。
広々とした田んぼの中に、人が!
いや、これは、案山子です。
ここだけではなく町内のあちこちにいろいろな案山子が居ます。
「安堵町の少ない人口を、案山子で増やす、人口減対策です。」
と説明すると、ワッハッハーと大笑いする人がーー。
でも、いくら案山子人口が増えても、税収は増えません・・・。
安堵町歴史民俗資料館の中庭には、萩の花が一杯に咲いていました。
資料館を出ると、ヒガンバナやコスモスの花。
空気中にはどこからともなく、キンモクセイの香りも漂っています。
春の桜のように華やかではないけれど、秋の花々もいいものです。
安堵町の最後は飽波神社です。
太子道に面し、聖徳太子が腰掛て休まれたという、腰掛石もある古い神社です。
このあとは所どころ、天理軽便鉄道の跡を見ながら法隆寺まで歩いて、解散しました。
お疲れさまでした。
今回のハイキングは、
「黄金たなびく田んぼの中を歩くのは、とてものどかで安全で良かった」
との声が多かったです。
「古い街並みと田園風景がマッチしている、素晴らしいコースでした。
古い町並みの道はわざわざ選んでくれたのですか?」
との声も。
いえいえ、選んだというより、安堵町全体が古い田園風景なのですよ。
野の花が咲く土の道を歩いて、田園風景に癒されたい方は、
ぜひまたいらしてください。
お待ちしています。
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