中家体験学習
中家体験学習
筍ほりと中家の見学 安堵小学校3年生58名・引率の先生3名
令和元年6月13日(木) 午前10時~11時35分
例年になく遅い梅雨入り前の青空のもと、母屋の大和棟が美しく見える中庭に元気いっぱいの笑顔が集合!
中家についての説明
重要文化財の「中家住宅」は武家と農家(大庄屋)両方の生活を伝える歴史がある環濠住宅です。、ぼくたち、わたしたちの故郷「安堵」の宝ですよ。大きくなって、大学や会社など、どこへ行っても忘れずに誇りに思ってください。体験学習の良い思い出を作りましょう。
勾玉かまど 見事に修復が完成した11基の「かまど」の写真(3枚)
かまどの上部の天井 写真の中央左の四角い穴から煙出しの屋根へ
かまどの説明 目を輝かせて話を聞くこどもたち。
江戸時代(200年くらい昔)に漬けられた梅干も見たよ!もっと古い天正時代のは容器にひび割れがあるため。見ることが出来ませんでした。
上部の黒光りする自然の樹のカーブそのままの太い梁は「煙返し」炊事場からの煙が座敷の方へ流れるのを防ぎます。
持仏堂(正面)と 庫裏(右側)
中さんのお家の小さなお寺。庫裏にはお坊さんが住んでいました。「座り流し」や「持ち出しかまど」に興味津々。薄暗い庫裏の奥の床の間の掛け軸を見つけたこども。「何て書いてあるの?」「三????」視力が凄い!ガイドには良く見えません。「三世不可同」と書かれているような・・・。行書の達筆にお手上げ。老眼ということで勘弁してもらいました。
環濠の内堀を囲む竹林へ。筍ほりと言っても「真竹」ですので、根元を足で蹴って折ります。手で引っ張ると、転んで怪我をするから注意してね。
収穫の筍を手に内堀の橋を渡り、米蔵を通り母屋へ。
中家の奥様のお話
実際に住んで体験なさっている奥様のお話は、とても分かりやすく私たちガイドも感心して聞いていました。
グループBは米蔵の日陰で
グループAは母屋の土間にて
天候の加減で、筍が少ないかと気をもんでおりましたが、一人2本づつは収穫があり、ほっとしました。筍は車で学校へお届け。徒歩で学校へ戻るこどもたちを見送り、今年の体験学習も無事終了。
午後からは、スタッフ一同で持仏堂・庫裏周辺の草とりや清掃。爽やかな風が吹き抜ける土間で、おもてなしの茶菓を頂きながら、「今年はこどもたちから、どんな感想文が届くかな?」と、奥様もご一緒に歓談の花を咲かせました。有難うございました。有意義な一日を過ごすことができました。
最近のコメント