研修講座 5回目
安堵観光ボランティア研修講座 5回目
平成30年12月10日(月) 於:トーク安堵カルチャーセンター3F 研修室
タイトル「大阪メトロ開業と鉄道の基礎入門」
副題:天理軽便鉄道を懐かしみて
講師 中島 紀夫 氏 (安堵観光ボランティア会員)
タイトルに鉄道の文字・・・鉄だけに固いお話かと少し緊張と不安の中で参加。
講座が始まるまでの時間待ちの研修室は、和気藹々と程よくリラックスムード。
参加者16名での開講となりました。
鉄道の定義、特質・・・ ①輸送力 ②軌道 ③軌間 ④エネルギー源と機関
⑤鉄道条例・法 ⑥軽便鉄道法による鉄道参入 ➆平成30年度大阪メトロ開業
以上の7章を基礎にお話が進められました。 (やっぱり・・・固いかな!?)
産業革命など、世界規模の講義は定番として、ブログでは割愛しました。
日本における人力や馬車鉄道の歴史
馬車鉄道 1882年営業が始まった新橋~浅草や天王寺~住吉など、のちに電
化され都市交通の緒となる。蒸気機関ではは1872年の官鉄・新橋~横浜は開
業から施設や技術導入など丸抱えから自前化へと急速な努力がなされた。
その後、馬や煤煙の公害の無い電動車が急速に普及。1895年には琵琶湖疎水
の電力を利用した京都~伏見京都電気鉄道の路面電車が日本で最初。
天理軽便鉄道を懐かしみて
明治末には軽便法で各地で出願の鉄道が流行。目論見書認可された天理軽便
鉄道は、大正2年工事着工。大正4年2月新法隆寺~天理駅営業開始。
大正9年末に大軌(現・近鉄)の畝傍線計画に際し、解散・譲渡する。
平端駅新設、東側の天理線は電化して現在に至る。西側は大軌法隆寺線とし
て軽便・SLにて運用。昭和3年春よりレールカーを導入。プラットホーム改変や
転車台を設置。戦時末にはガソリンが無く、木炭ガス発生器を付属改良して走行
するも、昭和20年のレール供出で営業を停止。復活の願いも虚しく昭和26年に
バス便開通にて、翌27年4月に廃業・廃線となる。
平成30年度 大阪メトロ 開業
大阪市では公道を走る路面電車が明治36年の築港線の開業から逐次拡張。
他にバスやトロリーバスが交通手段として利用された。但し将来的に大量輸送
を模索した中で公道路面からの地中化をした物が、昭和8年の地下鉄御堂筋線
の一部に始まる市営交通の発展である。既に9路線にもなり大阪市郊外にも路
線は延び、その公益を考えれば民営化は一つの選択肢であった。
なかなか思うように講義レポートはまとまりません。拙いながらも「それなりに」で
ご容赦ください。雑学もいろいろと楽しく受講でき、ありがとうございました。
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