JRふれあいハイキング&大阪・奈良歴史街道リレーウォーク
第41回JRふれあいハイキングと兼ねて、大阪・奈良歴史街道リレーウォークが一緒に行われました。
JR大和小泉駅の駅前広場で、朝9時50分出発式が行われ、エイ・エイ・ーッ!の元気な掛け声とともに、いざ、出発。
まず大和郡山市額田部(ぬかたべ)町の船墓古墳を目指します。
船墓古墳の上に建つ融通寺へ。
融通寺の本堂の正面に掛かる「船墓山」の額。
融通寺から南へ下ってくると、大和川の堤防のすぐそばに推古神社があります。
祭神はもちろん推古天皇です。
本日の参加者は100名あまり。
昼食場所の関係で、まずA班が、額安寺で昼食。
天気も良く暑いくらいでしたので、額安寺の手水石のそばのヤブランの花が涼しげでした。
大和川の堤防の上へ出ます。
板屋ケ瀬浜と言って、江戸時代に大和川水運の浜(荷揚げ場)があったところです。
橋の上から初瀬川(大和川)と佐保川の合流点が見下ろせます。
向かって左が佐保川、中央にあるのは奈良県浄化センターの水門、右が大和川です。ちなみに大和川の遠方に見えるのが三輪山です。
安堵町に入ります。
B班の昼食場所では、安堵町のお話しサークル”ねこじゃらし”の皆さんが、太鼓をたたいてにぎやかにお出迎え。
安堵町・極楽寺に伝わる「あみださんと竹じろうたぬき」の話を、紙芝居にして公演し、参加者をおもてなし。
国の重要文化財・中家住宅です。
残念ながら30年に一度の茅葺屋根の葺き替え工事中でしたので、日本の切手にもなった美しい大和棟をみることはできませんでした。
けれど中では11もの焚口をもつかまどを見たり、代々伝えられた430年も前の梅干をのぞき込んでいました。
工事中のため外堀を回って中家の持仏堂へ。
ここは一足先に屋根の葺き替えが終わっています。
真新しい茅葺屋根の色は、明るくすがすがしいものでしたが、みなさん屋根の厚みに感心していらっしゃいました。
今年、安堵町指定文化財に指定された馬場塚です。
こんなところに武田家ゆかりの家臣の供養塔があるのが不思議ですが、今も周辺に馬場姓の方たちが何軒か住んでおられます。
塚の前には真新しい花も供えられていました。
安堵町のフラワーロードを通ります。
町内の団体・サークルがそれぞれに花を植え、美化運動に取り組んでいます。
私たち安堵観光ボランティアの会も、春にコキア(箒草)を植えました。
暑い夏も元気に青々と茂り、こんなに大きくなりました。
そばを通るたびに、うれしくなります。
本日のハイキングのテーマの一つが「大和川の水運」ですので、子守神社は抜かせません。
子守とは水分(みくまり)がなまったもので、水を管理する神様を祀っています。
軒先の提灯には〝こうもり”が描かれています。
お昼の紙芝居「あみださんと竹じろうたぬき」に出てきた極楽寺です。
不思議なご縁で広島から安堵町にやってこられた広島大仏を拝観します。
安堵町歴史民俗資料館です。
安堵町の伝統産業であった灯心引きの技術を、この日は特別に保存会の人たちが実演してみせてくださいました。
また館内には天理軽便鉄道の模型や資料もあります。
飽波神社では、雨乞い成就の折に奉納された「なもで踊り」を、一部分だけですが保存会の方たちによって披露され、拍手喝采を浴びていました。
とくに鬼さんは大人気!
このあと帰路につき、法隆寺へ向かいます。
途中、安堵町の外れ木戸池の中に天理軽便鉄道の跡がポツンと残っているのが見えます。
本日のコースはとても盛りだくさんでした。
みなさん、お疲れさまでした。
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